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このブログをご覧の方は中島川沿いにあったカフェwestend（ウエストエンド）からのお客様もいらっしゃると思います。

ここ何シーズンか続けてパリではなくニューヨークで仕入れをしているのですが、そこで10数年ぶりに訪れた場所がありました。

まだ会社勤めしていた15年程前、ニューヨーク出張の際に現地在住の友人に教えてもらったSohoにあるコーヒーショップPorto Rico Importingです。

友人がアパートで淹れてくれたカプチーノ（当時はカプチーノ自体が初めて）があまりにも美味しかったので、じゃあ豆を買って帰ればということで教えてもらいました。

トンプソン通りにあるその小さな店は年季の入ったたたずまいでいかにも老舗という感じ。しかし入ってびっくりしたのが、店員がパンクスだったこと。男の子と女の子だったんだけど、髪の毛の色が男の子がピンクで女の子がブルーでした。でも二人ともテキパキ働いててしかもコーヒーにとっても詳しかったのです。シビれてしまったのは言うまでもありません。
以来ニューヨーク出張の度にそこのコーヒーを買って帰り、当時珍しかった家庭用エスプレッソマシーンもニューヨークでゲットし、そこから私のコーヒーフリークの道が始まったのです。


そしてそれが高じてカフェオープンとなるのですが、そう、実はwestendで使用していたコーヒー豆はすべてこのPorto Rico Importingから取り寄せていたのです！


昨年の9月に久しぶりに立ち寄ったのですが、当時と全く変わっていなくてしかも店員の子がやっぱりパンクというかミュージシャン系で、嬉しくて涙がでそうでした(笑)

店から出てきた店員の子をパチリ。
両腕びっしりのタトゥー。
しかし、こういう子達を雇うのがポリシーなのでしょうか(笑)

とにかく、ここと出会ってなかったらこんなにコーヒー好きにはならなかったでしょうし、westendもできてなかった、ひいてはgalleryも存在しなかったと思うと、感慨深いものがあります。
westendはなくなりましたがこうしてそれを思い出せるものがここにあるってなんかいいな、と思います。

豆だけでなくドリンクも注文できるので、みなさんもニューヨークに行くことがあれば是非立ち寄ってみてください。
Porto Rico Importing Co.
107 Thompson St.
(プリンス通りとスプリング通りのちょうど中間ぐらい)
t.212 966 5758